俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
なずなはゲームに熱くなりやすいらしく。
そのゲームとテレビを、一人占領してしまうほど。
一人で夢中になり、小一時間。
ようやく気が済んで、テレビから目を離した…その時。
なずなは、恐るべきものを見てしまった。
こ、これは…!
『やっ…だめっ、なずに気付かれちゃうっ…あっ、あぁんっ』
『大丈夫大丈夫。アイツはゲームに夢中で気付いてないって。…ほらっ』
『んっ、んんっ…あぁんっ…』
背後、少し離れたベッドの上で。
『気付かれちゃうっ』と、言いながらも、すでに裸で絡み合い、ベッドをギシギシさせる二人…!
…うおおぉぉぉっ!
「マジ!いるのに背後で堂々と?」
「…どうやら、マツダはユリ目当てだったらしい。鈴代は自分に気があるのを知ってたから、いつでもヤレるって思ったんじゃね?…でも、その直後に顔面凶器が現れてマツダは鈴代に手を出せなかったんだけど」
「何だなんだその話!NTR2連発か!笑えねえー!マツダ悪い男だなぁーおい!」
と、言いつつ。チカ、おもいっきり「がははは!」と腹を抱えて笑ってる。