俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
聞き込み調査も楽じゃない
★★★
…それから。
霊的現象に不安がるおばちゃんママには、なずな作の護符を渡す。
これが簡単な結界の役割を果たすそうで、幾分か被害は減少するとのことだ。
そうして、俺達はオデットを出る。
オデットに爪痕を残した、その『魔力』の放出の根源を探すため。
「…『魔力』の根源って何なの」
店から少し離れて、取り敢えず非常階段の踊り場に出た俺達。
なずなはタブレットに文字打ちをしている。
…どうやら、先程のオデットでの経過を記録しているようだ。
そのまとめた記録を、メール送信している。
宛先はボスである菩提さんだ。
「恐らく…このビルのどこかで『魔術』が行われてる」
「………」
魔術…。
「って、何?」
「…言い方ざっくりしてるけど、今回のケースの『魔術』とは、悪魔…魔族の力を借りた呪術。…このビルのどこかで、誰かが呪いでもかけてんだろな」
「えぇっ!呪い!」
…それから。
霊的現象に不安がるおばちゃんママには、なずな作の護符を渡す。
これが簡単な結界の役割を果たすそうで、幾分か被害は減少するとのことだ。
そうして、俺達はオデットを出る。
オデットに爪痕を残した、その『魔力』の放出の根源を探すため。
「…『魔力』の根源って何なの」
店から少し離れて、取り敢えず非常階段の踊り場に出た俺達。
なずなはタブレットに文字打ちをしている。
…どうやら、先程のオデットでの経過を記録しているようだ。
そのまとめた記録を、メール送信している。
宛先はボスである菩提さんだ。
「恐らく…このビルのどこかで『魔術』が行われてる」
「………」
魔術…。
「って、何?」
「…言い方ざっくりしてるけど、今回のケースの『魔術』とは、悪魔…魔族の力を借りた呪術。…このビルのどこかで、誰かが呪いでもかけてんだろな」
「えぇっ!呪い!」