俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
「そんなに驚くことじゃない。我々陰陽師が『陰陽五行』という占術で、天気を予想したり。占術の他、祭祀…呪術だって行うことも出来る。陰陽師は陰陽術、魔術を駆使するのは魔術師で、使う術の違いってだけ」
「魔術師…」
使う術が違う。
陰陽師とは同業者ってワケか。
古典の先生と数学の先生、みたいな。
「え、でも陰陽師も…呪い?やれるだなんて、イメージがちょっと」
「まあ、出来るってだけで?あからさまに呪い殺してくださいみたいな依頼、うちが受けないだけで?…しかし、そんな依頼を生業とするのは、恐らく…魔術師」
「依頼…ってことは、金が発生していて、誰かが頼んだってこと?」
なずなは頷く。
悪魔の力を借りて、人に呪いをかける魔術師。
これはもう、悪い匂いしかしないだろ。
「…じゃあ、その呪いをかけるだかの魔術師をシメに行くのか?」
「…いや?」
「えっ?違うのか?」
「あちらさんも仕事なんだ。その内容が悪かろうが、そんな邪魔をするようなことはしない…ただ」
「魔術師…」
使う術が違う。
陰陽師とは同業者ってワケか。
古典の先生と数学の先生、みたいな。
「え、でも陰陽師も…呪い?やれるだなんて、イメージがちょっと」
「まあ、出来るってだけで?あからさまに呪い殺してくださいみたいな依頼、うちが受けないだけで?…しかし、そんな依頼を生業とするのは、恐らく…魔術師」
「依頼…ってことは、金が発生していて、誰かが頼んだってこと?」
なずなは頷く。
悪魔の力を借りて、人に呪いをかける魔術師。
これはもう、悪い匂いしかしないだろ。
「…じゃあ、その呪いをかけるだかの魔術師をシメに行くのか?」
「…いや?」
「えっ?違うのか?」
「あちらさんも仕事なんだ。その内容が悪かろうが、そんな邪魔をするようなことはしない…ただ」