俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
「『三日三晩、男を与え続けて、そいつを何回も失神させるぐらい、何回もイカせろ』って、弓削先生に言われてたんだけどよぉ…」
「は…」
男を与え続けて何回も失神、何回もイカ…。
…コホン、その状況はいったい何ですか。
って、そこは何となく想像はつく。
えっ?どういう…。
「…だけどよ?なんぼ与えても、あっちが失神どころが、こっちが失神だ。与えたヤローども、次々と失神して再起不能になってやんの」
「…男が?」
「…何なんだよ、あのセックスモンスター…」
再びため息をついた木嶋さんは、そのドアに手をかけた。
まさか、このドアの向こう…。
ピンクな状況となっているんじゃ…!
木嶋さんが開くそのドアの向こうの世界に。
ざわざわしながら、ごくりと唾を飲む。
「もぉ、お手上げ…」
中に入れ、と顎を使って指示される。
木嶋さんをじっと見つめたのち、なずなは先陣きって中に入った。
中で何が行われてるか、何となく想像がついてしまった俺は躊躇してしまうが。
木嶋さんに「キミも入りなよ」と背中を押されて中に突っ込まれる。
「なっ!…これは!」