俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~

なずなが驚愕の声をあげると同時に、俺もその信じがたい光景を目にしてしまう。



う、嘘っ…!

嘘だろ…?!



いろいろと信じがたいポイントがいっぱいある。

とたんにざわざわ倍増し、挙動不審となってしまった。


やば…やばっ!




この部屋も、先ほどのフロアと同じく。

小規模ダンスホールぐらいの大きさがあるのだが。



真ん中には、ダブルベッド。

何やら、魔法陣のような円や字が書き記されたものがカーペットのように、ベッドの下に敷かれている。

驚くのは、その魔法陣が、時々ピカッと光を放っているのだ。

雷のような、ピリッとした光を。



そのダブルベッドと魔法陣を囲うかのように…男が山のように倒れている。

ドア付近に倒れていた人々のように。人数はさっきの倍以上だ。

衝撃なのは、みんな衣類が乱れたままだったり、裸だったり。

中には下半身丸出しでそのまま失神して、寝転がっているのもいた。…あぁ、これモザイクものなんですけど。



そして、ベッドでは。



「あっ、あはぁ…もっと、もっとよ…」



女性の艶かしい声が響いている…!


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