俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~

ようするに、エロ悪魔?



なるほど。

今までの沙羅先輩の所業を考えると…ピッタリだと思ってしまう自分がいる。

外では優秀で妖精のように美しい生徒で通っていたが、裏を帰せば…獣だ。

木嶋さんのセックスモンスターも頷ける。



「…本来なら、その色情魔が自分の魔力を充填するための魔法陣なんだけど…これを人間相手に使うとなると…なるほど。こういうことになるんだ」

「こういうことって、何だよ」

「本来なら、この魔法陣は色情魔が魔力を充填するためのもの…酸素カプセルみたいなものなんだけど、魔力の持ってない普通の人間が使っても、元々持ってないんだから、魔力なんて充填されない」

「じゃあ、何でこの人間に使えない魔法陣をお膳立てに使うんだ?」

「だから、外からエネルギーを貰うんだよ。この魔法陣の上で性衝動のエネルギーを得ると、魔力に変換されて人間でも魔力を充填出来るんだ」

「外からのエネルギーって…」



なずなは頷く。



「…恐らく、男の性欲」

「はっ…!」



男の性欲を吸いとって、魔力に変える?



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