俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
「恐らくでしかないけど、男が快感を感じている間で徐々に吸いとられていて…で、快感が絶頂になった時に、一気に吸いとられる。性欲に絡めとられるように、生気も一緒に抜かれるんだ。だから、あのお姉さんを抱くと、こうしてみんな生気吸いとられてバタバタ倒れてくんじゃないかな」
「………」
俺も木嶋さんも唖然だ。
男がイッ…失礼、快感絶頂したら、一気に生気も吸いとられる?
だから、男どもは失神してたのか。
「…で、更にやっかいなのが。恐らく、女の方が快感絶頂になると、急激に魔力が弾けるんだ。だから、結界に穴開けて上へ流れ弾が…」
そうか。そうだったのか。
上のテナントへの被害のカラクリはそんなとこ。
沙羅先輩がイッ…いえいえ、エクスタシーを感じると、流れ弾が発生するのか!
…パニって、良い言葉が見つかりません!あぁ!もう!
「魔力充填させてから、魔族に献上する…か。いや、ここまでの事態、弓削先生も想定外だったと思うけど?女の体力が持つなら、どこまでも充填されるからな」