俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
俺にとっては、尊敬している大先輩。

昨年ちょっとお世話になったので、信用のおける特別な存在。

何故ならば…。



「麗華さん!お久しぶりです!」

「オホホホ。伶士さん、平民高校の生活はいかがお過ごしですか?とても楽しいでしょう?」

「はい、それはもう…サッカーにも打ち込めて、仲間も出来て楽しくやってます!」

「オホホホ!それは何より!…糸田先生はお元気ですか?私、在学中は大変お世話になりましたの。あれほどご理解のある先生はそうそう居ませんわ!」



…何故ならば、麗華さんは。

星天高校の卒業生。



中等部までは北桜学園に在籍していたが。

高等部には進学せず、俺と同じく公立の星天高校に入学。



かつて、北桜学園を去った者だった。



当時はセンセーショナルな出来事だったらしい。

あれほどの成績、家柄と美貌、それに学園の知名度を持っていて、レディクラ入りも確実だったのに。

なぜか彼女は学園を去った。



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