俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
しかし、麗華さんの名案は。
俺を一瞬でパニックにさせる。
「そこで伶士さん、よろしかったらそのパーティーにご招待致しますので、参加してくださいませんか?」
「は、はい!ぜひ!」
「…そこで、意中の女性の方もお誘いしてはいかがでしょう?」
は…。
「え…え、えぇっ!」
麗華さんは、また「オホホホ!」と笑っている。
パーティーに、意中の人をお誘い…。
「そ、それどういうっ…!」
「オホホホ。伶士さんの御眼鏡に適った人がどのような御方なのか、私がお会いしたいだけですわ!ぜひ私めに紹介してくださいな?」
「い、いや、いやいや!まだそんな関係じゃ!」
「そうなのですか。まだ片想い堪能中ですか?あおはるですわね?オホホホ」
アオハルがおばあちゃんみたいな言い方になってる。
人の名前っぽい言い方だ。蒼晴?忠晴の弟みたいな。
麗華さんは二十歳ですが…。
そして、麗華さんは、恐ろしいほど一人でどんどん話を進めてしまう。
「…でしたら!…そのパーティーにお誘いして仲を深めてはいかがですか?」
「えっ!」