俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~
その姿を見て、固まってしまう。
ふと思考が止まったかと思ったら、頭の奥底から記憶が次々と駆け巡り始めた。
(な、何で…?)
まさか、あり得ない。
ずっと会ってもいなけりゃ、連絡も取っていない。
なのに、なぜここに。
俺の目の前に平然と現れるのか?
もう、二度と会うことはないと思ってたのに…!
「…彼女、伶士と話がしたいって言ってるよ?」
兄貴も表情を変えず、平然とその事実を俺に告げる。
「は…俺と?」
俺と、話…?
「…って、俺と?兄貴の間違いじゃないの?」
「いや、伶士で間違いないよ?」
兄貴にそう言われると、少しばかりかイラッとする。
「俺?んなワケっ…!」
兄貴とそんなやり取りを交わしているうちに、彼女はいつの間にかこっちに向かって歩いて来ていた。
気付いたら傍にいて、ビクッとさせられてしまう。
あ…。
「伶士…」
「あっ…」
「…久しぶり」
これは、現実なのか、イタズラなのか。
罠なのか。
「か、薫…」
ふと思考が止まったかと思ったら、頭の奥底から記憶が次々と駆け巡り始めた。
(な、何で…?)
まさか、あり得ない。
ずっと会ってもいなけりゃ、連絡も取っていない。
なのに、なぜここに。
俺の目の前に平然と現れるのか?
もう、二度と会うことはないと思ってたのに…!
「…彼女、伶士と話がしたいって言ってるよ?」
兄貴も表情を変えず、平然とその事実を俺に告げる。
「は…俺と?」
俺と、話…?
「…って、俺と?兄貴の間違いじゃないの?」
「いや、伶士で間違いないよ?」
兄貴にそう言われると、少しばかりかイラッとする。
「俺?んなワケっ…!」
兄貴とそんなやり取りを交わしているうちに、彼女はいつの間にかこっちに向かって歩いて来ていた。
気付いたら傍にいて、ビクッとさせられてしまう。
あ…。
「伶士…」
「あっ…」
「…久しぶり」
これは、現実なのか、イタズラなのか。
罠なのか。
「か、薫…」