girl❗️girl❗️girl❗️
「うん、みっちゃんかわいい💕」
おばさんが満足そうに頷く。

帰ってきてからくつろいでいた私を、
おばさんは2駅離れたショッピングモールへ
連れ出した。

「みっちゃんこれ試着してみて!」

めっちゃテンションが高いおばさんと

「みっちゃんこれはどう?
僕が選んだカチューシャ」

女子力が高い進斗君に選んでもらった
洋服を試着している。

「おばさんは洋服が大好きなのに
凛斗と蓮斗は興味ないっていうし
進斗は女性の服は着ないし」

「当たり前だよママ!」

進斗くんが叫ぶ。

進斗くんに突っ込まれたおばさんは

「だからみっちゃんが来てくれて
すごい嬉しいの」

ニコニコで私を選んだ服を買う。

結局10着ぐらい買ってもらい、
買ってる間おばさんといろいろな話をした。

最初は緊張していたけど、
おばさんは明るい人だったので
最終的にはとても話が弾んだ。

「みっちゃんはアイドルが好きなの?
おばさんはジャニーズが好きよ」

「嬉しい!今度一緒に音楽番組とか見たり話たいです。」

「みっちゃんぐらいにいい子で可愛かったら私、本当の娘に欲しいわー」

どうやらおばさんの目には
私が美音ちゃんみたいな
美少女に見えてるらしい。

嬉しい。

いろいろ話したり買ったりしていると
あっという間に時間が経っておばさんが
「さ、帰ろうか」と時計を見た。

そしてスマホで誰かに連絡をしてる。

「みっちゃん、進斗、
凛斗が駅まで迎えに来るって」

顔が熱くなる。

何この神的展開。

新しい服、可愛いって思ってもらえるかな。
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