girl❗️girl❗️girl❗️

side美葉菜

「行ってきまーす」

ルンルン気分でドアを開ける。

いよいよお泊り会！

嬉しい理由はそれだけじゃなくて、
昨日お医者さんに激しい運動をしなければ
普通に包帯や松葉杖はいらない。
という OK をもらったのだ。

「行こう。駅まで迎えに行くんでしょ。」
蓮斗くんはそう言ってくれたけど

一人で久しぶりに歩いてみたくて断った。

周りを歩いている人と
同じ速度で歩けてるのが嬉しくて
ニコニコしながら駅に到着した。

すると
「美葉菜ー」
「千晶ー」
ぎゅっとハグをする。

部活を休部してるから
今回の夏休みはほとんど
会うことがなかった。

久しぶりの千晶は髪を少し茶色に染めて
ポニーテールにしていてすごく可愛い。

「今回のメンバー何気にすごくない？
御星の1年3大スターと一緒だよ！」

「3大スターって誰？」

「もちろん、
天才神秘的美少女 早乙女美音
超優等生の癒し系イケメン 坂中零
クールな頭脳神の王子様 桜沢凛斗
だよ。」

そんな二つ名あったんだ。
でも確かにぴったりかも

「私なんか三大スターを
全員生で見れると思って嬉しくて、
やばいからね！」

千晶と話していると「美葉菜ちゃん！」
向こうから美音ちゃんが走ってきた。

いつもはストレートの黒髪を少し巻いて
少しフワフワな感じにしてる。
あのイヤリングを付けていて
めっちゃ可愛い。
桜色のワンピースも可愛くて
千晶も「神」ってつぶやいてる。

その後ろから…うん、いつもの格好の
浩ちゃん。

浩ちゃんはあまり服に気をつかわない
タイプだから、
スニーカーに
好きな漫画のキャラクターのT シャツ、
ジーンズ　以上。

そして、大地。

「よ。」少し短くなった髪。
切ったんだ。

「お前に失恋したから。」

あまりにもじっと見つめていたので
大地が説明してくれた。

そして「お待たせ」
ニコニコしながら来た零君と
お迎えに来たのか桜沢くん。
無言でそこにいる。

その辺のブティックで売ってそうな服でも
二人が着ているとブランドものに見える。

めっちゃかっこいい💕