【短編】 ME☆GA☆NE
みんなザワザワしていた。

急がねば神崎様をグループにお招き出来ない!

神崎様、知り合いや友達がいないみたいでオロオロしていた。

「翼〜、どうしようっか?」

愛ちゃんが少し不安そうなので僕は言った。

「そうだな、一人ぼっちの人を見つけて声かけてみる?」

みんなそうしているようだし、僕にはナイスプランだった! 

さりげなく、颯爽と、スマートに神崎様に声をかける。

我ながら素晴らしい!そして姑息だ!

「分かった〜。私、頑張って声かけてみるね!」

愛ちゃんは席をたって一人ぼっちの人を探しだした。

教室はもはやみんなが席をたってグループ集めに必死になっていた。

いくぞ!いけ!!桜井 翼!

挙動不審満開で神崎様に近づく!

そして…

「あの〜、お一人ならよければグループュになりませんか?」

ね?噛んだでしょ?
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