【短編】 ME☆GA☆NE
「だぁ〜!疲れたぁ〜!」

友一は愛ちゃんに寄り掛かりながら言った。

確かに長かった!!長すぎたんじゃないか!?

「もぉ〜、しっかりしなよ〜。」

愛ちゃんはダラダラしてる友一の背中を軽く叩いた。

「へぇへぇ。しっかりしますよ〜。え〜っと、この次は一年対象のゼミの振り分けだったな。掲示板に自分のクラスが張り出されてるって言ってたな。」

僕は二人のやりとりを横目で見ながら掲示板を探した。

「あそこじゃないか?人だかりができてる。行こうか。」

「ほら〜、翼を見習いなさいよ〜。」

そんなやりとりのまま、掲示板に着いた。

「お!愛と翼は同じクラスになってるじゃねえか!俺は一人ぼっちか〜!」

「子供みたいな事言わないの!ゼミは週一でたった1時間でしょ?後の授業はみんなで相談してなるべく一緒にしたらいいじゃない。」

「友一、高校じゃないからある程度は自由がきくから大丈夫だよ。」

「翼!愛の事をよろしく頼みました!」

友一は冗談半分で頭を下げた。

「変な男が寄り付かないように見張っててくれ!」

「さぁさぁ、こんなバカはほっといて行きましょ。翼。」

「え、あ、うん。」

完全に僕にはペースってのがない。

「友一、今日は説明だけだから30分ぐらいで終わるらしいぞ。終わったらここで愛ちゃんと待ってるから。」

「おう!俺んとこも説明だけみたいだからすぐに終わるよ。」

そう言って僕と愛ちゃんは教室に向かって歩きだした。友一の教室は少し離れていた。

教室に着くとまだ五人ぐらいしか来ていない。

「ここらへんに座ろっか?」

僕は愛ちゃんの横に座った。

「翼は友ちゃんとどうゆう関係?」

「高校時代にバイト先で知り合ったんだ。」

「ふ〜ん、仲よかったの?」

「遊びに行ったりはなかったけどバイト先では1番の親友だったよ。でも、急にアイツがバイトやめちゃったからそれっきり。」

「ふ〜ん、そっか。ね?翼?」

「ん?な、何?」

「友ちゃんと仲良くしてあげてね。もちろん私とも。」

ん?どうゆう意味っスか?あんまり意味なく言いました??あまり僕を混乱させないで下さいませ。
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