そして、次の世界へ。
教室に行こうとすると、
ぴたりと足の動きが止まる。
どれだけ前に進もうとしても
そこから動けなくなる。
教室に入らなきゃいけない。
頭ではちゃんと分かっているのに
身体がそれを拒否するんだ。
『澄香、動けないの?邪魔。』
『え、だっさ。どけよ。』
中学の時のクラスメートは
廊下の真ん中で途方に暮れて
立ちつくしている私を見捨てた。
学校に行けなくなった私は
登校することを拒否しようとして。
部屋に籠っていると真澄が
ドアの外から叫んだ。
『自分のことは守るんだ。
妹のことは守れないくせに!』
ハッとした。
妹を守れなかった私に
登校を拒否する資格なんてない。
そう思ってしまったんだ。
ぴたりと足の動きが止まる。
どれだけ前に進もうとしても
そこから動けなくなる。
教室に入らなきゃいけない。
頭ではちゃんと分かっているのに
身体がそれを拒否するんだ。
『澄香、動けないの?邪魔。』
『え、だっさ。どけよ。』
中学の時のクラスメートは
廊下の真ん中で途方に暮れて
立ちつくしている私を見捨てた。
学校に行けなくなった私は
登校することを拒否しようとして。
部屋に籠っていると真澄が
ドアの外から叫んだ。
『自分のことは守るんだ。
妹のことは守れないくせに!』
ハッとした。
妹を守れなかった私に
登校を拒否する資格なんてない。
そう思ってしまったんだ。