ある朝、晴れた日の夢。

プシューという音がして、扉が開いた。

ずっと閉じていた瞼を開けると、もうすっかり日も高く上がっていて眩しさに思わず目をすぼめた。


それに、蒸し暑い日差しが照りつけてきて、けれど、爽やかな風も吹いてくる。

気持ちのいいような、悪いような。


暑いなぁ。

喉はカラカラだし、そもそも持ってきた水筒に入っているのは熱々のコーヒー。

なんで、熱いコーヒーなんて入れちゃったんだろう。

今は、真夏でせめて、アイスコーヒーにするとか手はあったはずなのに。


夢の余韻に酔っていたからなのか、それとも私が馬鹿だったからなのか。


< 4 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop