ある朝、晴れた日の夢。
プシューという音がして、扉が開いた。
ずっと閉じていた瞼を開けると、もうすっかり日も高く上がっていて眩しさに思わず目をすぼめた。
それに、蒸し暑い日差しが照りつけてきて、けれど、爽やかな風も吹いてくる。
気持ちのいいような、悪いような。
暑いなぁ。
喉はカラカラだし、そもそも持ってきた水筒に入っているのは熱々のコーヒー。
なんで、熱いコーヒーなんて入れちゃったんだろう。
今は、真夏でせめて、アイスコーヒーにするとか手はあったはずなのに。
夢の余韻に酔っていたからなのか、それとも私が馬鹿だったからなのか。