最初で最後の恋。
〜麗美〜

あぁ変わんないわねクスッ

私のお腹の辺りに抱きついて離れない蓮

そんな蓮の頭に手を置き上下にゆっくりと動かす

私はぽつりぽつりとはなしだした

「私の生まれたその日に帰ることになってて迎えに来てくれたのよそれで、わがままいって行きたいところに連れてってもらっそしたら……」

っう。うぅ。

「黒いワゴンが思いっきりぶつかってきたんだ
私はお母様にかばってもらって生きてたでも2人は即死よ、私のせいで」

ポタッポタッ

あれ?私泣いてるの

ふぅ。っ

私のお腹の当たりに抱きついてる蓮を

優しく抱きしめた

「ただいま。それと、1人にしてごめんね?」

と、優しく微笑んでみせた
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