僕も好きだって言ったら?
「こういうこと、興味ないの?」
彼女はそう言って、服の中に手を入れて来た。
「本当に!」
僕は慌てて彼女を引き離す。
「何するんですか!」
僕は怒っているのに、彼女は楽しそうに笑っている。
あなたは楽しいでしょうね。
でも、僕は一つも楽しくないし、面白くない。
本当に本気でやめてほしい。
「やっていいことと悪いことがあるんだよ……」
ベッドから降りてキャスター付きの椅子に座り、彼女と距離を取る。
しかし彼女はそこから動こうとしない。
それどころか、まるで誘っているかのような目で僕を見てくる。
「弟君、私に興味ないの?」
「そういう話はしてません。第一、付き合ってもないのに」
彼女は僕をバカにするように笑う。
「弟君は意外とピュアなんだねえ。好きな人とじゃないと、キスもできないでしょ」
「いけませんか?あなたみたいに冗談でそういうことをするよりかはマシだと思いますけど」
すると彼女の表情がわずかに変化した。
それはなんだか悲しそうで、だけどどう声をかけていいのかわからず、僕は見て見ぬふりをすることにした。
「そうだ。今日私ここに泊まるから」
唐突なお知らせに、思考回路が停止する。
「……なんだって?」
彼女はそう言って、服の中に手を入れて来た。
「本当に!」
僕は慌てて彼女を引き離す。
「何するんですか!」
僕は怒っているのに、彼女は楽しそうに笑っている。
あなたは楽しいでしょうね。
でも、僕は一つも楽しくないし、面白くない。
本当に本気でやめてほしい。
「やっていいことと悪いことがあるんだよ……」
ベッドから降りてキャスター付きの椅子に座り、彼女と距離を取る。
しかし彼女はそこから動こうとしない。
それどころか、まるで誘っているかのような目で僕を見てくる。
「弟君、私に興味ないの?」
「そういう話はしてません。第一、付き合ってもないのに」
彼女は僕をバカにするように笑う。
「弟君は意外とピュアなんだねえ。好きな人とじゃないと、キスもできないでしょ」
「いけませんか?あなたみたいに冗談でそういうことをするよりかはマシだと思いますけど」
すると彼女の表情がわずかに変化した。
それはなんだか悲しそうで、だけどどう声をかけていいのかわからず、僕は見て見ぬふりをすることにした。
「そうだ。今日私ここに泊まるから」
唐突なお知らせに、思考回路が停止する。
「……なんだって?」