闇の中の太陽
『ちょっと、いいすぎよー』
『ふふ。さすがにふふ、それはねー』
叔母を咎める風にしているが、親戚は笑っ
ている。
さも愉快だと言わんばかりに
私は頭が買いたてのノートのように真っ白
になっていた。
やっぱり誰も信用できない。
信じたら負けなんだ。
少しでも心を許した私が馬鹿だった。
少し話を聞いてもらっただけで少し同情してもらっただけで、そんなの新人のスクールカウンセラーでも出来るよ。
あの日々を忘れたのか、あの地獄の日々を
『なっ何よ、やっぱりあんた達は最低ね!
私が引き取らせていただきま』
『なに言ってるんだ。無理に決まっている
だろう』