闇の中の太陽
「あんたのせいで、あんたのせいで!」
「……うるさいな、あんたには迷惑かけな
いからそれでいいでしょ。どいて、邪魔」
ギロっと愛璃を睨む
「………」
さあ、こんだけきつい言葉で言ったんだ。
もう、関わってこないだろう。
「……うわぁーん、うわぁーん」
何してんだ、こいつ
そこに運悪く“お義母さん”がやって来る
「ちょっとどうしたの?って、愛璃⁈ど、ど
うして泣いてるの?」
「グス、えっとねっ、美蘭ちゃんがぁ〜た
またま、同じタイミングで、出てきただけな
のにねぇ〜愛璃の事怒ってきたりぃ、舌打
ちしてきたのぉ〜それでぇ〜愛璃〜怖くて
泣いちゃったのぉ〜」
ああ、そういうことか。
私も馬鹿だなーそれがこいつの狙いだって気づかなかったなんて
なんて思っているとすぐに“お義母さん”が鬼
のような形相でこっちを見てきた。