闇の中の太陽
感じ悪っ。

そう思いつつ自分の席に行き
カバンを置きいつもの場所へ行く。

ギイ、錆びたドアを開けると少し爽やかな風が吹いた。

古くなった椅子に座りメンソール系のタバコをポケットから出す。

火をつけ、少しだけ煙を肺の中に入れていくフーっと煙を吐き出すとギイっとドアが開いた。

「朝からやってるね」

私の唯一の女友達の冨山友梨(とみやま ゆり)がやってくる。こいつとは中学の時からの知り合いで私の過去を知っている。だから安心して本音を言える仲になった。

「吸いに来たの?珍しい、最近辞めてたんじゃないの?」

「まーね、久しぶりにと愚痴でも聞いてやろうかとおもってね」

ふふっと笑いながら私の横の椅子に座る

「彼氏にバレたとき用の保険にしないでくれる。のろけならあっちでやって」

「もー違うって。あんた、今日あの夢みたんでしょ」

「……さすが」

「…まぁね。あ、ライター貸して」

「ん」

カチッと火をつける。

フーっと煙をくゆらせる姿は友達のよくめでもなく綺麗だった。

友梨は美人に入る部類の顔だ。

切れ長の二重の目に色っぽい唇、耳より少し下のボブ。制服は着崩しているため豊かな胸が少し露わになっている………… エロい

「………あんたどこ見てんの」

「んー……いやなんでも」
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