闇の中の太陽
おそるおそる、寛樹に近づく。
「おーい寛樹、起きてー。…寛樹起きないと私、さ、さみしー」
すると、ガバッと寛樹が起き上がった
「おはよーございます。寛樹サーン」
「お、おう…ヒィッッ」
寛樹が情け無い悲鳴をあげた
「よう寛樹、目覚めはどうだ、最高だろ」
「は、はい」
侑哉に壁までジリジリと詰められる。
「この借りはしっかり返してもらうからな」
「は、はい」
「テメーもだぞ、奏太」
「えっ俺も…?」
「あたりめーだ、よくも美蘭にこんな事吹き込んでくれたな」
「ハハッ、き、緊急事態という事で勘弁して」
「しっかりとやれよ、二人とも」
「「はい…」」
最強と謳われる寛樹と奏太のコンビが今はこんなにしおらしくなっている。
不思議と笑いが込み上げてきた。
「あ、おい美蘭、何笑ってんだよー」
「そうだそうだ、おまえの彼氏なんとかしろー」
「ふふっ二人とも頑張って」
「一生頑張るわ」
「右に同じく」
「…おい、美蘭」
「んー何侑哉ってわぁ!」
いきなり後ろから抱きしめてられる。
「どうしたの?」
「……」
無言で首すじに頭を当ててグリグリする
「ねぇ、ほんとどうしたの?」
「……んで」
「え」
「なんで、ふたりばっか褒めんだよ」
「…もしかして…拗ねてる?…」
「あーそうだよ!悪いかよ」
ギロッとにらんでくるけど顔が赤いから全く怖くない。
「ふふっ、侑哉、耳貸して」
「んだよ」
「侑哉、一番応援してるよ、頑張って」
「っっっはぁー」
更に頭をグリグリする。顔も赤い。喜んでくれたのかなぁ?
ガバッと顔をあげた。
「ありがと、美蘭。スッゲー嬉しい」
そう言ってチュっとキスをされる。
「ッッ…⁈」
赤くなるのはコッチだった。
「おい、侑哉!せっかく美蘭が励ましてくれた余韻に浸ってたのに何見せつけてくれてんだよ」
「うるせー、俺の彼女なんだぞ。ほかの男の為に応援した口なんかそのままにできるかよ」
さらっと言った彼女っというワードに寛樹は更に反応して騒ぎ立てた
楽しかった。
失いたくないと思った
こんななりだけど私には大事な居場所だった。
これから起こる事に蓋をした。
もうこんな時間無いかもしれない。
けど今はこの幸せを噛み締めていたい。
私を必要される人達の元にいたい。
この夜が一生続けばいい
もう幸せになってもいいよね
「おーい寛樹、起きてー。…寛樹起きないと私、さ、さみしー」
すると、ガバッと寛樹が起き上がった
「おはよーございます。寛樹サーン」
「お、おう…ヒィッッ」
寛樹が情け無い悲鳴をあげた
「よう寛樹、目覚めはどうだ、最高だろ」
「は、はい」
侑哉に壁までジリジリと詰められる。
「この借りはしっかり返してもらうからな」
「は、はい」
「テメーもだぞ、奏太」
「えっ俺も…?」
「あたりめーだ、よくも美蘭にこんな事吹き込んでくれたな」
「ハハッ、き、緊急事態という事で勘弁して」
「しっかりとやれよ、二人とも」
「「はい…」」
最強と謳われる寛樹と奏太のコンビが今はこんなにしおらしくなっている。
不思議と笑いが込み上げてきた。
「あ、おい美蘭、何笑ってんだよー」
「そうだそうだ、おまえの彼氏なんとかしろー」
「ふふっ二人とも頑張って」
「一生頑張るわ」
「右に同じく」
「…おい、美蘭」
「んー何侑哉ってわぁ!」
いきなり後ろから抱きしめてられる。
「どうしたの?」
「……」
無言で首すじに頭を当ててグリグリする
「ねぇ、ほんとどうしたの?」
「……んで」
「え」
「なんで、ふたりばっか褒めんだよ」
「…もしかして…拗ねてる?…」
「あーそうだよ!悪いかよ」
ギロッとにらんでくるけど顔が赤いから全く怖くない。
「ふふっ、侑哉、耳貸して」
「んだよ」
「侑哉、一番応援してるよ、頑張って」
「っっっはぁー」
更に頭をグリグリする。顔も赤い。喜んでくれたのかなぁ?
ガバッと顔をあげた。
「ありがと、美蘭。スッゲー嬉しい」
そう言ってチュっとキスをされる。
「ッッ…⁈」
赤くなるのはコッチだった。
「おい、侑哉!せっかく美蘭が励ましてくれた余韻に浸ってたのに何見せつけてくれてんだよ」
「うるせー、俺の彼女なんだぞ。ほかの男の為に応援した口なんかそのままにできるかよ」
さらっと言った彼女っというワードに寛樹は更に反応して騒ぎ立てた
楽しかった。
失いたくないと思った
こんななりだけど私には大事な居場所だった。
これから起こる事に蓋をした。
もうこんな時間無いかもしれない。
けど今はこの幸せを噛み締めていたい。
私を必要される人達の元にいたい。
この夜が一生続けばいい
もう幸せになってもいいよね