転生したら極悪非道な皇帝の妻になるが実は、ただのツンデレでした!?(9/29に修正済み)
「陛下。私と一緒にお菓子とか作ってみませんか?」
次の作戦は、お菓子作りだ。
実は、こう見えても私は、剣道以外で趣味でお菓子作りもする。
お菓子も好きだし、集中力を高めるのに丁度いい。
嫌なことがあるとストレス発散代わりに作ったりしていた。
「はぁ?お菓子作りだと?
なんで皇帝の俺がそんなモノをしないとならないんだ」
「あら、皇帝陛下って在ろう者が、これぐらいのことも出来ないの?
残念……私は、一緒に作りたかったのに」
わざとらしく挑発的で一緒に作りたかったと強調してみる。
以前街の人がしていたことを真似してみた。
するとその挑発にムキになりだした。
「フン。いいだろう。俺がいかに凄いか貴様に見せてやろう……で何を作るんだ?」
「まぁ嬉しい。じゃあマカロンは?
可愛らしくて美味しいですし。ココアとピンクの2種類を作ればいいわ」
やったー意外と乗り気だわ。
マカロンは、どうかと提案してみる。
ちょっと焼くのに難しいが、せっかくやるなら、やり甲斐があるものがいいだろう。
「マカロン。良かろう……」
ちょっと嬉しそうに反応していた。
どうやら好きみたいだ。よしよし。
自分で作ったお菓子なら食べる気も起きるだろう。
そう考えて早速厨房を借りて作ることにした。
まず下準備をした。チョコを細かく刻んでから卵白を冷蔵庫を冷やしておく。
冷やしておくとメレンゲが上手く泡たてやすくなるからだ。
そして砂糖とアーモンドパウダーを合わせて、ふるうのだが
あの男に頼むことにした。
「な、何で俺が……!?」
「一緒に作るんでしょ?ほらほら」
私は、強引にあの男にふるいをやらせた。
文句を言っていたが、せっせとやり始めた。
ココア色にしたい場合は、ココアもここで同じように
ふっておくといいのでそれもやらせる。
その間に私は、メレンゲを作ることにした。
卵黄とグラニュー糖を混ぜるためハンドミキサーを使うのだが、どうやらこの世界ではないらしい。
仕方がないので手で混ぜ合わせた。
こういうのって腕を鍛えるのに丁度いいのよね。
しかしこの身体だとキツいわね……余計に。
必死に混ぜる。すると自分のは、出来たらしく代わってくれた。