イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
*
はぁ。
今日はほんとみんなにたくさん迷惑かけちゃたな……。
明日からはまたちゃんと料理頑張らなくちゃ。
みんなで各々食べたいメニューをデリバリーで注文して食事を楽しんで数時間。
寝る前の歯磨きを終え。
洗面所で軽く自分の頬を叩いて喝を入れて部屋に戻ろうとした瞬間。
「すーみれちゃん」
っ?!
弾んだ声が私の名前を呼んだのが聞こえたので、顔を洗面所の扉へと向ける。
「唯十くん!」
「フフッ。熱、下がってよかったね」
「はい。色々とご迷惑お掛けしすみませんでした。明日からはまたちゃんと」
「俺は何も迷惑かけられたなんて思ってないから。謝らないで?それより……」
「ん?」
「今日、雫久と雫久の部屋でふたりきりだったんだよね?何か変なことされなかった?」
「え……」
変なことって……。
麻飛くんも唯十くんも、なんでそんなこと聞くんだろうか。
相良くんって絶対そんなすぐ手を出すようなタイプには見えないのに。
そんな風に思いながらも、今日、寝てる時に相良くんに手を握られたことや、とっさに手首を掴まれたのを思い出して顔が熱くなる。