イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡

「あーほら、雫久、時々なに考えているかわかんない時あるし、だからちょっと、ね」

唯十くんの声色は優しいけれど、なんだか言い方が少し引っかかってしまった。

「……唯十くんは、相良くんのことを信用してないんですか?」

言い終えて、少しトゲのある言い方をしてしまったかもしれないと後悔していると、

「えっ……?」

案の定、唯十くんの眉がピクっと反応した。

「いや、その、もし相良くんが私にそういうことしたら、問題になると思うし。相良くんはみなさんに迷惑かけるようなことする人じゃないじゃないですか。だから……」

「ふっ、そうだね。ごめんごめんちょっとヤキモチ」

「え……」

ヤキモチって、誰が誰に……。

「雫久、純恋ちゃんのことはすごく気にかけてるからさ。珍しすぎて。普段は女の子にあんまり興味なくて心配になるぐらいだったから」

そ、そうなんだ……。

でも、私のことを女の子として見ているというよりも、危なっかしい子供を見てヒヤヒヤしてる親心に近いものなんじゃ。

私自身、相良くんをみんなのお母さんみたいだと思ったこともあるし。

……最近は思わないけど。
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