イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
〈純恋side〉
「ただいまー」
食材の買い物を終えてハウスに着き、玄関に置かれた靴を見て、相良くんが帰ってきているのがわかった。
一緒に鍋を作って食べたあの日から、家でふたりきりになることがなかったので、少し緊張しながら靴を脱いで玄関を上がる。
まぁでも、それ宙は来月ライブを控えてるから、その準備で相良くんも忙しいだろうし、
部屋から出てくることはないかもしれない、とリビングに入った時だった。
え……。
ソファにゴロンと横になっている頭がチラッと見えた。
珍しい……相良くんがリビングで休んでいるなんて。
体調、悪いのかな?
「さ、がら……くん?」
恐る恐る彼の顔を覗くように声をかけてみると。
「へっ……」
頬がほんのり火照った相良くんと目が合った。
ど、どうしたんだろう。