イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡

「あ、フフッ、丸山さんだーー」

相良くんはなにやらすごくニコニコして私のことを見ている。

え……なに……。
なんか、キャラ違うような……。

ん?

ソファの前のローテーブルに置かれた1つの缶に目が留まる。

こ、これって……。

「あーー!相良くん、これ!昨日、曜さんがもらってきたお酒じゃん!も、もしかして、飲んじゃったの!?」

お酒を飲んで酔っ払ってしまっているということなら、相良くんの様子が変なのも納得いく。

でも、まさか本当に?!

「知らなーい!ふふっ」

いや……。
これ、確実に飲んで酔っ払ってるやつじゃん。

どうしよう……。

「ダメだよ、未成年が飲んじゃ!」

「ううん。ダメじゃない。いつもと同じだもん」

『だもん』って……。
同じってなにが……。

再び缶に目を向ける。

黒い缶に青のフォント。

あ。
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