イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
「……あお、ってる」
「うわ……悪いな」
「だって相良くんがっ!──っん」
言い返そうと顔を上げると、ふたたび唇を塞がれて。
「……まじで今日、帰さないよ?」
「……いいよ」
そう答えれば、今度はさっきよりももっと深いキスが降ってきた。
生暖かいものが口の中に侵入してきて。
知らなかったその大人な甘さにおかしくなってしまいそう。
何度も角度を変えながら、口の中全部相良くんに支配されて。
「……んっ」
キスをしながら、相良くんの手が私の肌に触れて。
彼の手がすべるたびに、電流が走ったみたいに体が反応して。
恥ずかしいのに、見逃さないでほしくて。
「……相良、くん」
自分じゃないみたいな声が出て。
熱くて変になる。
「……雫久」
「へっ……」
相良くんの唇が離れて、私を見下ろす。