イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡

「純恋ちゃん……」

「だ、だって、ほんとびっくりしたから、」

そう言う私の肩に優しく手を置いた宗介さんが申し訳なさそうに眉毛を下げてから話す。

「うん。ごめん。突然すぎたよね。ちゃんと説明しないでみんなに会わせちゃった俺が悪い。まさか倒れちゃうほど驚かせちゃうとは……」

さっきはまだ起きたばかりで寝ぼけていたのもあるけど。

だんだんと意識がハッキリしてわかる。

全然覚めてくれない夢だと思っていたこの状況、もしかして本当に現実??

「僕は、芸能事務所ライドリアームに所属しているこのシェアハウスに暮らす4人のマネージャーをしているんだ」

「……宗介さんが、唯十くんの、マネージャー……」

「うん。純恋ちゃんがエンプのファンなのは前々から知っていたけど、もちろんずっと黙ってるつもりだった。話しちゃいけないのがルールだしね。けど、純恋ちゃんが落ち込んでるって聞いて何かしてあげたいって思ったから、特別に許可をもらって」

「宗介さん……」

私が落ち込んでるって知って、わざわざ唯十くんに会わせてくれたってこと?
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