イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡
「ていうかなんで鍵閉めないんだよ」
「あ……」
「ったく……」
おうちでは閉めないから、すっかり忘れていた。
「1時間過ぎてるし、さすがに出てるかと」
「……す、すみません」
そうだ。
考え事しててうっかりいつもの感覚で入ってしまっていた。
いかんいかん。
ここはライドリアームに所属する大物芸能人たちの住むシェアハウスなんだから。
完全に私が悪い。
でも、男の子に下着姿を見られたのなんて初めてで。
穴があったら入りたい。恥ずかしさで倒れてしまいそう。
翔にだって、幼稚園の頃ぐらいにしか見られてないと思うのに。
会って間もない、しかも大スターに見られてしまうなんて。
もう、お嫁にいけない。
「はぁ……」とため息をついてうなだれるけど、相良くんがお風呂の順番を待っているというこの状況。
さすがに落ち込んでダラダラ着替えてられなくて。
急いでパジャマに手を伸ばすと、
「ゆっくりでいいから」
ドア越しからそんな声がしたかと思えば、