一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
悠人さんたちにお礼をいい、やはりぐっすりと眠っていた真由を連れて家に帰る。
そっとベッドに真由を寝かせ、二人でベッドサイドに座るとその寝顔をジッと見つめた。
「よく眠ってる」
私のその言葉に、真翔さんも真由の髪を撫でると柔らかなパパの顔をした。
「可愛いな」
そう言ったあと真翔さんは私の方を向くと、耳元に顔を寄せそっと呟く。
「真由に弟か妹を近いうちにつくってやろうな」
熱のこもった真翔さんの低い声に、ブワっと顔が熱くなる。
「咲綾、顔真っ赤」
そう言うと、真翔さんは笑い声をあげた。
「だって……」
そんな私の頬にキスを落とすと、真翔さんは今度は耳にキスをする。
「今からでも俺はいいよ」
その言葉に、私の顔はさっきより真っ赤だろう。