一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

もう!
なんで?

自分を犠牲にして、どうして私のことばかり気にするのよ。
バカじゃないの?

なぜか涙が零れそうになり、私は慌てて涙を拭う。
どれだけ、この案件に力を注いでいたのかを私は知っている。

それなのに……。

元はと言えば、私が倒れたことが原因でこんなことになっているのかもしれないが、なぜか私はいら立ちが募る。
急いで指示のメールを開くと、かなりの資料の作成があることがわかる。

一心不乱にデータを作り、関係部署とのやり取りをしているとスマホが音を立てた。
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