一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています
私は田舎のとても厳格な両親に育てられ、ずっと勉強一筋に生きてきた。大学を卒業して両親の希望だった東京の大手商社に合格をしたときに、ようやく東京に出て一人暮らしを許してもらえた。
そして4年前、就職して2年が過ぎ、順調に仕事も覚え慣れてきたころ、華やかな同僚や先輩と知り合い、夜遊びやお酒を覚えた。
今まで勉強しか知らなかった私には、とても新鮮で楽しくて、週末になれば、地下にあるダーツやビリヤードなどがあるBARに入り浸っていた。
初めての自由に、羽目を外しすぎていたのは言うまでもない。
たくさんの人がひしめき合い、酒やタバコの煙が暗い照明に照らされていたのを今でも思い出せる。
そんなとき、私はあの人と出会った。