愛は惜しみなく与う⑤
「雄作さんには休暇の許可を得てます」

「なんなん、東堂組暇なん?」


とりあえず身支度もしましたので。と荷物をみせてくる志木

キャリーバックに詰められた荷物

その荷物の量をみて苦笑い。
本格的に住み着こうとしてるやん


「部屋ないで?あたしの寝室と、残りの2部屋は、みんな使ってるし」

「リビングで寝ますので構いません。適当にビジネスホテルも2ヶ月くらい押さえてあるので」

「何に金つこてんねん」

「心配ですので」

「あたしが?ここに居らんかったら、べつに大丈夫やで?」


東堂にいるときは、志木が居てくれないと、困るけどさ?

大丈夫。そう伝えたけど、私の勝手です、お願いします。そう頼まれた


なんだろう

何かあるんかな?

志木の顔が、不安そうだったから



連れて行くしかないやん



「みんなと仲良くしてや」

「もう仲良しです」

「……」


仲良しか?まぁ馴染んだけどさ。志木の仲良しの概念が少し違ってそうやから、あえて突っ込まない


とりあえず想像よりも早く帰えれるようになったから嬉しい


早くみんなのところで


ワイワイと楽しく過ごしたい
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