愛は惜しみなく与う⑤
そうなるよな?


いやーーーと叫ぶ朔に、総長から頼まれたからやるしかない2人


「真剣にやらなきゃぶっ飛ばすからね」

「少ない脳味噌をフル回転させてください」


2人は先生モードになった
あたしはここがみんなの好きなところ。
世間ではいわゆる不良、ヤンキーと呼ばれる部類やけど、勉強はしっかりやる。

やらんでもえーやん!

とかそんなん言わないから、好き


ま、あたしは教えへんけどな??朔に教えると喧嘩になるからな、うん



「俺、ご飯作るよ、買い物行ってくる」


響は朔に、何が食べたい?と聞いていた。優しいな

あたしは何しよう?響の買い物ついて行こうかな。なんて思ってると、泉に杏はコッチ!

そう言われて泉は廊下に出る


「どこいくん?」

「学校」

「もう、暗くなるで?」


いいから。そう言われてカーディガンだけ羽織らされて外に出た


「朔のプリント取りに行く」

「なるほど!」


今日から朔だけ勉強詰めやな。まぁサボってたからあかんにゃしな?みんな終わらせてるからな
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