愛は惜しみなく与う⑤
「あたしを待ってたんでしょ?」
「ええ。おそらくそうです」
ガタンと私の前の席に座り、前のめりの女性はニコニコと笑っている
「前にきた、金髪の子の、彼氏ってところかしら?」
やはり
この女性は、杏様がここで接触した女
新から聞いた情報屋の女。
杏様の昔の写真を持っていて、杏様にそれを渡したという…
「御礼は弾みますし、知り得ない情報も手に入れれます。些細なことで構いませんので、何か教えてくれませんか?」
「そうねぇ…情報が欲しい訳でも無くて。この前の子が気に入ったのよ」
可愛かったわぁ。そうどこかを眺めて悦に入る女。
結構危なそうな人ですね
「あなたは、あの子の味方?」
「……はい」
「あらそう。私はあの子を追い詰めようとしてる人達と繋がってるのよ」
この女の考えが分からない
自分から言っていいのでしょうか。
独特の雰囲気に流されそうになる
「では、情報は何も与えてはくれないって事ですか?」
「本来ならそう言いたいんだけど、ちょっと私も足を突っ込みすぎてね。身を引きたいのよ」
そういう事ですか。
「ええ。おそらくそうです」
ガタンと私の前の席に座り、前のめりの女性はニコニコと笑っている
「前にきた、金髪の子の、彼氏ってところかしら?」
やはり
この女性は、杏様がここで接触した女
新から聞いた情報屋の女。
杏様の昔の写真を持っていて、杏様にそれを渡したという…
「御礼は弾みますし、知り得ない情報も手に入れれます。些細なことで構いませんので、何か教えてくれませんか?」
「そうねぇ…情報が欲しい訳でも無くて。この前の子が気に入ったのよ」
可愛かったわぁ。そうどこかを眺めて悦に入る女。
結構危なそうな人ですね
「あなたは、あの子の味方?」
「……はい」
「あらそう。私はあの子を追い詰めようとしてる人達と繋がってるのよ」
この女の考えが分からない
自分から言っていいのでしょうか。
独特の雰囲気に流されそうになる
「では、情報は何も与えてはくれないって事ですか?」
「本来ならそう言いたいんだけど、ちょっと私も足を突っ込みすぎてね。身を引きたいのよ」
そういう事ですか。