愛は惜しみなく与う⑤
「ごめん、起こしちゃった?」
「んーん?なんか寝付けへんかってん。朔にも蹴られたし」
「ふふ。そうだね。朔寝相悪いもんね」
「志木も寝相悪いで」
「え?嘘。真っ直ぐ固まったまま動かなさそうなのに」
誰もがそう思うよな。
慧の言う通り、静かーにピクリとも動かず寝てそうやけど、実際はひどいもんや
「寝てるとき、あたしの顔の上に足乗せたりしよるからな。クビにしてやろうか思ってたわ」
あたしがそう言うとクスクス笑う慧
ほんで…
「悩み事かい?お兄さん」
このまま流してもよかってんけど。ちょっと心配でさ
「どうしたん。困り顔してんで?」
慧に近づき顔を覗き込む。
相変わらず綺麗な整った顔やけど、少し違和感あるよな
「あたしの目は誤魔化せません!」
思いっきり顔を近づけると、少し間を開けてから、慧は降参だと笑って手を上げた。
時刻は夕方
皆んなお昼寝してから2時間経ってる
よく寝るよ、ほんとに
その中で起きていた慧は、あたしを手招きして外へ連れて行った
「んーん?なんか寝付けへんかってん。朔にも蹴られたし」
「ふふ。そうだね。朔寝相悪いもんね」
「志木も寝相悪いで」
「え?嘘。真っ直ぐ固まったまま動かなさそうなのに」
誰もがそう思うよな。
慧の言う通り、静かーにピクリとも動かず寝てそうやけど、実際はひどいもんや
「寝てるとき、あたしの顔の上に足乗せたりしよるからな。クビにしてやろうか思ってたわ」
あたしがそう言うとクスクス笑う慧
ほんで…
「悩み事かい?お兄さん」
このまま流してもよかってんけど。ちょっと心配でさ
「どうしたん。困り顔してんで?」
慧に近づき顔を覗き込む。
相変わらず綺麗な整った顔やけど、少し違和感あるよな
「あたしの目は誤魔化せません!」
思いっきり顔を近づけると、少し間を開けてから、慧は降参だと笑って手を上げた。
時刻は夕方
皆んなお昼寝してから2時間経ってる
よく寝るよ、ほんとに
その中で起きていた慧は、あたしを手招きして外へ連れて行った