愛は惜しみなく与う⑤
『おっと?噂の烈火のお姫様かな?』
「何か弱み握ってな、勝てへんもんな。弱み握ってやっとイキれるんやもんな。しょーもないで、ほんま」
『は?』
「女を弱みや思ってるお前らは、一生あたしらには勝てへん」
すごく冷静で
でも内側はとても燃えているような
そんな状態で杏ちゃんは言った
『け、慧くん』
「!!!!桜さん!?」
桜さんの声がした。その場にいる!!
大丈夫かと必死に問いかけるが、それ以降桜さんの声は聞こえなくなった
くそ
どうして…
「電話切り」
「え?」
「ええから、先に電話切り。あいつらのペース流されたらあかん。あっちのタイミングで全て進めたらあかん」
杏ちゃんにそう言われて、ベラベラ喋る男の声を無視して電話を切った
桜さん…
「新に電話して伝えて。あたしは泉に。とりあえずみんな集めたりは新がしてくれるし、指揮は泉に任せて。あたしらは先に、その子の家行くで」
杏ちゃんが居てくれてよかった。
少し落ち着けた
こういう時に冷静になれるところは、本当に尊敬する
「何か弱み握ってな、勝てへんもんな。弱み握ってやっとイキれるんやもんな。しょーもないで、ほんま」
『は?』
「女を弱みや思ってるお前らは、一生あたしらには勝てへん」
すごく冷静で
でも内側はとても燃えているような
そんな状態で杏ちゃんは言った
『け、慧くん』
「!!!!桜さん!?」
桜さんの声がした。その場にいる!!
大丈夫かと必死に問いかけるが、それ以降桜さんの声は聞こえなくなった
くそ
どうして…
「電話切り」
「え?」
「ええから、先に電話切り。あいつらのペース流されたらあかん。あっちのタイミングで全て進めたらあかん」
杏ちゃんにそう言われて、ベラベラ喋る男の声を無視して電話を切った
桜さん…
「新に電話して伝えて。あたしは泉に。とりあえずみんな集めたりは新がしてくれるし、指揮は泉に任せて。あたしらは先に、その子の家行くで」
杏ちゃんが居てくれてよかった。
少し落ち着けた
こういう時に冷静になれるところは、本当に尊敬する