愛は惜しみなく与う⑤
少ししてから泉達と合流

一旦烈火の倉庫へ行くことに。
話は全て伝わっていて、動けるところは動いてくれている。


「黒蛇の新しい倉庫ですが、2人の情報から言って、今日動いたのであれば、2箇所に絞れます。ただ…場所は東と西、対極的です」


そういうことな
半分にもし分かれて行けば、外した方のメンバーが正解の方の倉庫にたどり着くには時間がかかる

もし固まって全員で動けば、外した時、倉庫に着くまで遅くなってしまって、捕まってる女の子が心配になる



「どうする?」


こういう時は、朔も響もちゃんと大人しくしてる。

泉の判断を待つために



「……東の方だ。全員で行く」


「もし西の方だったらどうするんだよ」


「東だ」


朔の問いは最もやけど、泉は東やと言い切った。理由は簡単


「俺が東だと思うからだ」


普通の人ならここで、は?って言われて、こんな大事なことを勘で決めんなよ。そう言われるところ。

でも泉やからさ

そう言った泉に対して、この場にいる烈火全員が頷いた

鳥肌たつわ

かっこいい



「新、中野に連絡しておけ」

「わかりました」


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