愛は惜しみなく与う⑤
イヤホンからは何も聞こえなくなった
「泉!ちょっと、人増えてきたんだけど」
慧が苦笑いしながらこちらへ来て、男の拳をかわしながら話しかけてくる
言われてみれば人が増えた
とりあえず岩見は置いておいて、ここを片付けるか
「おーーーい!お待たせ」
そこにタイミングよく響と拓也がみんなを連れて走ってきた。
怪我はしてないな
響がここにいると言うことは、杏や朔はもう合流しているはず。
ちゃんと無事だな
正直杏のことは、できれば側で守りたいし、片時も離れていたくはないんだけど。
杏はそれを望まない
烈火の一員として杏を見るなら、俺ほどまでに動いてその場で判断できるのは杏だけだ
だから杏を信頼している
俺は俺のできることをするために
「無事か?」
杏の状況を確認する
『余裕!もう殆ど片付いたしそっち行こうと思うねんけどさ』
早いな。杏がこっちきたら、岩見の交渉にのりそうだな…どうするかな。
慧の女は助けてやりたいけど、それが正しいのかもわからないな
「泉!ちょっと、人増えてきたんだけど」
慧が苦笑いしながらこちらへ来て、男の拳をかわしながら話しかけてくる
言われてみれば人が増えた
とりあえず岩見は置いておいて、ここを片付けるか
「おーーーい!お待たせ」
そこにタイミングよく響と拓也がみんなを連れて走ってきた。
怪我はしてないな
響がここにいると言うことは、杏や朔はもう合流しているはず。
ちゃんと無事だな
正直杏のことは、できれば側で守りたいし、片時も離れていたくはないんだけど。
杏はそれを望まない
烈火の一員として杏を見るなら、俺ほどまでに動いてその場で判断できるのは杏だけだ
だから杏を信頼している
俺は俺のできることをするために
「無事か?」
杏の状況を確認する
『余裕!もう殆ど片付いたしそっち行こうと思うねんけどさ』
早いな。杏がこっちきたら、岩見の交渉にのりそうだな…どうするかな。
慧の女は助けてやりたいけど、それが正しいのかもわからないな