愛は惜しみなく与う⑤
『蕪木組に、ハザマさんって言う人が居たんですけど。最近連絡が途絶えて…親父の付き人に聞いたら、前にハザマさんと杏が何かを話してたらしい。
その様子がおかしくて。止めに入ったけど、杏は俺たちに言うなって口止めしたらしくて。
自分で伝えるからって言ってたらしいんだけど…そのあと色々あったから杏は忘れてるんじゃないかなって…』
蕪木組のハザマさん、ですね
調べてみる価値はありそうです。
「あなたはどう思いますか?」
『俺は…ハザマさんにはガキの頃から遊んでもらってたから…悪い人だとは思わないんですけどね。スコーピオンに関わってるなら何か理由はあるとは思います。でも…』
泉は少し黙ってしまった。
泉の小さい頃の話は聞きました。その環境で良くしてくれていた人なんですね
『理由があるからって、何をやっても良いわけじゃないから。何かあるなら、目を覚まさせます』
「一応調べてみます。出来る限り持ってる情報を後で送ってください」
『すみません、よろしくお願いします』
わざわざ泉が言うんですからね。きっと一枚噛んでですね
その様子がおかしくて。止めに入ったけど、杏は俺たちに言うなって口止めしたらしくて。
自分で伝えるからって言ってたらしいんだけど…そのあと色々あったから杏は忘れてるんじゃないかなって…』
蕪木組のハザマさん、ですね
調べてみる価値はありそうです。
「あなたはどう思いますか?」
『俺は…ハザマさんにはガキの頃から遊んでもらってたから…悪い人だとは思わないんですけどね。スコーピオンに関わってるなら何か理由はあるとは思います。でも…』
泉は少し黙ってしまった。
泉の小さい頃の話は聞きました。その環境で良くしてくれていた人なんですね
『理由があるからって、何をやっても良いわけじゃないから。何かあるなら、目を覚まさせます』
「一応調べてみます。出来る限り持ってる情報を後で送ってください」
『すみません、よろしくお願いします』
わざわざ泉が言うんですからね。きっと一枚噛んでですね