HARUKA
許してもらわなくていい、嫌われてもかまわない。このまま自分の気持ちを伝えずに後悔するのだけは‥嫌なんだ。
そんなことを考えていたら、あっという間に晴香の家に着いた。
ピンポーン――‥
「はい」と、パジャマ姿の晴香が出てきた。
「た、拓ちゃん‥」
「晴香、昨日は本当にごめん。もう、嫌われてるかもしれないけど‥‥言わなきゃいけないことがあるから聞いてほしい」
そして、俺は自分の気持ちを伝えた。
「好きだ、晴香」