同居人がひたすらに甘々な話
ぎゅー

「いずみ、私のことは嫌いですか?」

すぐ近くにあるおめめをじーっと見つめる。
う、天使すぎてかわいすぎて負けそう。がんばれ、私。

「そうですねー、雅のことは嫌いではないですー」

そうなんですか!よかったです。

あ、そろそろ起きなきゃだねー
今日は学校あるし。

「ねぇ、そろそろ起きよ?あの立ち上がりたいんですけど...」

泉は相変わらず私に手をまわしている。白いおてて。これだけでかわいい。

けれど、この手は私を離すつもりはないらしい。

「...雅が僕のこと愛してるって言ってくれないと、エネルギーが足りません。」

?!な、今なんと?私にそんな愛の告白を言えと?!しかも、こんな朝から?!無理です無理です恥ずかしいです
しかも、エネルギーてなんだ。ご飯食べてください、細いんだから。

「あぁ、やっぱり雅は僕のこと嫌いなんだー、わかりました。じゃあ、いいです」

手を離して、ぷいっと後ろをむいちゃった。そんな背中もこれまたかわいい。なんでだ。

えぇーい、もう、いいやー!
もう、どうにでもなれー!
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