同居人がひたすらに甘々な話
泉の背中にぎゅーってする。

「大好きだよ、愛してるよ、天使すぎてかわいいよー」

ほぉお、言ってしまった。天使に愛の告白をしてしまったー

今度はもそもそと泉が回転。
目と目がぱっちり合った。

「よく言えましたー、雅は良い子ですー」

にこっと笑顔。
もう、天使ですね。白い手が伸びてきて私の頭をぽんぽん。天使に頭を撫でられました。私はこれから賢い子に育ちます。きっとです。

すぐ近くに泉のお顔。肌白い。お人形さん。かわいいかわいい天使!

「...僕も、良い子でいて、いいですか」

???どうぞ?良い子でいるのはとても良いことだと思いますよ??

すると、泉は、ふっ、と笑う。
大きいおめめでじぃーと、私を見つめています。なんでしょう。すごい照れます

すると私の手首をぎゅっと捕まえて、

「雅、僕も、雅のこと愛してます」

またまた、ふわっとにっこり笑顔。天使の微笑み。すごい。かわいすぎてます。うーー!ふぁー!癒されますー!脳細胞極限まで活性化しちゃってますよー
天使パワーすごい!拍手!!は、心の中で。実際は固まってます、動けない。
なんか泉と手を繋いでる状態。いや、手首を捕まれてる……逮捕されてるみたいなんですけど。

静かな沈黙。

「雅!無視するなんて悪い子ーー!」

泉、ほっぺたぷくぅーってさせてかわいいです。でもでもだって、恥ずかしすぎるでしょ...フリーズするでしょ…
ごめんね、せっかく言ってくれたのに

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