隣のアイツ
女でも見惚れるよね…梨乃、綺麗…。


「沙奈、早くおいでこっち」


圭太がそう言うと、みんなの視線が私に向く。


恥ずかしくて耐えれなくて、タタタッと圭太の元へ行く。


「まって…なにこのレベル…」

「ありえない、こんな美人と可愛い子連れてたなんて」

「ちょ、早く退散よ!ほら!」


様々なセリフを口にしながら一斉に散っていく女子の群れ。


「すっげー、一気に減ったじゃん!」


ははっ、と楽しそうな青山先輩。

< 110 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop