隣のアイツ

「んぁ…?」


圭太が口を開く。


「なにこの世の終わり見たいな顔してんだよ」


笑ってるけどねぇお兄さん…私結構、絶望感じてるんですよ今…。


「一緒に勉強しねえ?」


「えっ?」


「お前、文系得意じゃん?俺文系苦手だし。おれ理数系得意じゃん。で、お前理数系苦手じゃん?」


…そうか。


つまり!苦手なものを補おうってこと?!


「思いつかなかった!いいね!それ!」


「なら決まりな!」


おおおおお、なんて天才的な提案!
ありがとう…心から!
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