隣のアイツ
「でも」


沙奈が口を開く。


「でも、圭太が私以外の女の子に、こんな事するのかなって考えたら…ちょっとヤダって思ったりは…するよ」


「…は?」


「そ、それだけ!もう早く寝よ!明日も早いし!」


「いやいや明日も学校休みだろ」


待って今なんて…?


「そうだけど…いいの!早く寝よ!ほら!」


暗くても沙奈が照れてんだろうなって分かる。


もう本当に可愛すぎる。
絶対に俺のもんにする。
他の誰にも渡さねえからな。


その日は可愛い可愛い沙奈を抱きしめながら寝た幸せな夜になった。
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