隣のアイツ
「ぜってぇもう虫を近づけさせねぇからな…」


そう自分に言い聞かせた。


その後は消毒、とか言いながら同じようなことしてしまったんだけど、あれは…嫌がってはなかったよな。


むしろ…求められてた気もしなくはない。


しかも、あんな火照った顔で、瞳うるませて、なんとか服にしがみついてくるのを見たら、本気で理性なんか無くなりかけた。


後一歩のところでなんとか踏みとどまったけど。


まだ付き合えてないんだから、一線は越えねぇようにしねーと。

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