僕たちはもう1人じゃない
「あぁ?なんだって?
まさか、先生に歯向かうのか?」
先生も先生だ。
レオをわざと挑発して、怒らせている。
「・・っ!」
レオが何かを言おうとした瞬間、
僕はレオの拳を握った。
「レオ、落ち着いて。
ここで歯向かったら、ダメだ。
何を言っても響かないさ。」
僕はレオに聞こえる声で言った。
「・・・・っ」
レオは悔しそうだったが、
僕の言葉に納得してくれたのか、
怒りを抑えてくれた。
そして、落ち着いて席に着いた。