僕たちはもう1人じゃない


「アル兄さん?」


ハルが僕の顔を見ていた。



「え?」



「早く行きましょ?


授業受けないと!」



ハルが僕の手を取った。



「・・・」



僕たちは、それぞれのクラスに戻った。





「なぁアル、ほんとに大丈夫か?


ずっとボーっとしてんじゃん!」




確かに、レオとは同じクラスだった。


2年5組だ。




「あ、うん。大丈夫だよ。」


僕はそうレオに笑って答えた。

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